コミケの予算はいくら必要？交通費・食費・同人誌代をリアルにシミュレーション

「コミケって、みんないくらくらい使ってるんだろう…？」
「交通費や宿泊費もあるし、同人誌代も怖い…。
とりあえずどれくらいの予算を用意したらいいか知りたい…」

初めてコミケに行くとき、いちばんイメージしづらいのが「お金」の話なんじゃないかなと思います。

実際、コミケは

• 会場までの交通費
• 遠征勢なら宿泊費
• 食費・飲み物代
• 同人誌・グッズ・企業ブースのお買い物

……と、いろんな出費が重なりやすいイベントなんですよね。

この記事では、

• みんなのコミケ予算のざっくり相場
• 費目ごとの「どこにいくらかかるのか」
• 「控えめ勢」「そこそこ勢」「ガチ勢」3パターンのモデルケース
• 遠征勢向けの予算イメージと節約のコツ

を、初心者さん目線で整理していきます。

コミケの予算、みんないくらぐらい使ってる？

アンケートを見ると「5,000〜1万円」「1〜3万円」がボリュームゾーン

まずは、ざっくり「世のコミケ参加者はどれくらい使っているのか」をイメージしてみます。

• ある調査では、「1度のコミケで使う平均金額」の最多回答が「5,000円以上1万円未満」で、1万円以上使う人は4割を超えていたという結果もあります。
• 少し前の別調査では、「コミケで使う予算は1万円〜3万円」が最も多く、続いて7,000〜1万円という結果も出ています。

アンケートによって数字は違うものの、

• ライト勢：5,000〜1万円くらい
• 平均〜ちょい多め勢：1〜3万円くらい
• 本気買い勢：3〜5万円以上

といったあたりが「現地でのお買い物＋食費」のざっくり相場になっていると言われています。

※ここに加えて、近年は入場チケット（参加証）が必要な回が多いので、別枠で数千円前後を見ておくと安心です（種類・回ごとに変動）。

予算は「お買い物」と「遠征費」を分けて考える

ここで大事なのが、

• 現地で使うお金（同人誌代・グッズ代・食費など）
• 東京ビッグサイトまでの交通費・宿泊費

を分けて考えることです。

たとえば、同人イベント全般の解説では、遠征時の旅費（交通費＋宿泊費）の目安として1〜10万円程度かかることもあると紹介されていたりします。

実際、最近はホテル代や交通費が全体的に上がっていて、「2泊で3万円を超えた」という遠征レポもあるくらいです。

つまり、

• 首都圏から日帰り参加：主に「お買い物＋食費」が中心
• 地方からの遠征参加：「お買い物＋食費」に加えて、交通費・宿泊費がどーんと乗ってくる

……という違いがある、ということなんだよね。

住んでいる場所	主な出費	予算の考え方
首都圏（都内・近郊）	電車代＋食費＋同人誌・グッズ代	1日あたりのお買い物予算を中心に考える
地方（新幹線・飛行機勢）	交通費＋宿泊費＋上記すべて	旅費が数万円単位で増えるので、先に旅費を押さえてからお買い物枠を決める

「コミケの予算はいくら必要？」って考えるときは、まず「現地で使うお金」と「家からビッグサイトまでの往復にかかるお金」を切り分けるのがおすすめです。

分けて考えるだけで、頭の中がかなりスッキリしますよ。

コミケ予算の内訳を整理しよう｜何にいくらかかる？

ここからは、コミケでお金がかかりやすい項目を、ざっくり表にまとめてみます。

項目	内容	ポイント
交通費	自宅〜東京ビッグサイトまでの往復	首都圏なら数百〜数千円、遠征だと1〜数万円以上になることも。
宿泊費	ホテル・ゲストハウスなど	都内の宿は時期や予約タイミングで高騰しやすく、1泊8,000〜20,000円前後になることもあります（場所・時期で大きく変動）。
入場関連	入場チケットやリストバンドなど	近年のコミケはチケット制・リストバンド制が続いており、参加には購入が必要です。最新情報は公式の諸注意ページで確認を。
カタログ・事前準備	紙カタログ・電子カタログ・事前本など	必須ではないけれど、事前チェック派はここにも予算を少し取っておくと安心です。
同人誌・グッズ代	サークル・企業ブースでの買い物	同人誌は500円台からもありますが、印刷費や装丁の影響で700〜1,500円前後になることも増えています。初心者さんの予算計算は「1冊＝1,000円」で見積もると安心です。
食費・飲み物	朝ごはん・軽食・飲み物・アフター	会場内の飲食は混雑しがちなので、コンビニ＋ペットボトルで抑える人も多いです。
コスプレ関連	更衣室利用料・コス衣装・ウィッグなど	コスプレ参加の場合は、登録料＋衣装準備費用も別枠で考えておくと安心です。
その他	荷物の宅配便・トラブル用の予備費など	重い戦利品を宅配で送るなら、数千円程度の送料がかかることもあります。

上の表はあくまで「お金が動きやすい場所」の整理なので、すべてにお金を使う必要はないです。

初心者さんは、

• 交通費＋食費＋同人誌代（＋少しの予備）をまず決める
• 遠征する場合は交通費・宿泊費を先に押さえてから、お買い物予算を調整する

みたいな順番で考えると、組み立てやすいかなと思います。

わたしは、まず「交通費＋宿泊費」を確定させてから、「お買い物枠」と「食費枠」を埋めていく感じで予算を組むことが多いです。

首都圏・日帰り参加の予算モデル｜控えめ勢・そこそこ勢・ガチ勢

ここからは、首都圏（都内〜近郊）から日帰りでコミケに参加するケースを想定して、「控えめ勢」「そこそこ勢」「ガチ勢」の3パターンでシミュレーションしてみます。

どれもあくまで一例なので、「自分だったらここを増やしたい／減らしたいな〜」と思うところを調整しながら見てみてくださいね。

控えめ勢：1日あたり予算 10,000〜15,000円くらい（チケット代込み目安）

項目	目安金額	イメージ
入場チケット代	1,000〜5,000円前後	券種・入場時間帯によって変わるので公式で要確認
交通費	1,000〜2,000円	都内・近郊からの電車往復
食費・飲み物	1,000〜1,500円	朝コンビニ＋ペットボトル＋軽食くらい
同人誌・グッズ代	3,000〜6,000円	1冊1,000円計算で数冊＋ちょっとしたグッズ
予備費	1,000〜2,000円	想定外の一目惚れ用の「推し枠」

いわゆる「様子見コミケ」「初コミケでちょっとだけ買い物したい」くらいの人向けのラインです。

控えめ勢でも、気になるサークルを事前に絞っておくと、かなり満足度は高くなりやすいですよ。

そこそこ勢：1日あたり予算 25,000〜35,000円くらい（チケット代込み目安）

項目	目安金額	イメージ
入場チケット代	1,000〜5,000円前後	券種・入場時間帯によって変わるので公式で要確認
交通費	1,000〜2,000円	都内・近郊からの電車往復
食費・飲み物	1,500〜2,000円	朝＋昼＋飲み物をそこそこしっかり
同人誌・グッズ代	16,000〜24,000円	1冊1,000円計算で本を多め＋企業ちょっと、くらいの買い物
予備費	3,000〜5,000円	「予定外の出会い」用の余裕枠

アンケートでよく見る「1〜3万円くらい使う人」は、このゾーンに近い感覚かな、というイメージです。

推しジャンルがはっきりしていて、事前にチェックしたサークルを中心に回るタイプの人だと、このあたりが「一番楽しいライン」って感じかもしれません。

ガチ勢：1日あたり予算 45,000〜80,000円くらい（チケット代込み目安）

項目	目安金額	イメージ
入場チケット代	1,000〜5,000円前後	券種・入場時間帯によって変わるので公式で要確認
交通費	1,000〜2,000円	都内・近郊からの電車往復
食費・飲み物	2,000〜3,000円	朝昼＋アフターでごはんなど
同人誌・グッズ代	35,000〜70,000円	本・グッズを大量購入、企業ブースもしっかり回る
その他	5,000円前後〜	宅配便や追加グッズ、予備費など

いわゆる「ガチ勢」レベルになると、「5万円以上使う」「10万円でも足りない」という声もときどき見かけます。＾＾；

ここまで来ると完全に「自分の人生の一大イベント」としてコミケを楽しむモードなので、お財布と相談しつつ、無理のない範囲で…！

日帰り参加なら、初心者さんは「まず1万円前後〜2万円くらい」を目安に考えてみるのがバランス良いかなって思います。

地方からの遠征勢はどれくらい見ておく？｜旅費込みモデルケース

つぎは、地方から東京ビッグサイトまで遠征するパターンをざっくりシミュレーションしてみます。

交通費と宿泊費は、ルートや時期・予約方法でかなり変わるので、ここではあくまで「イメージの幅」として見てくださいね。

新幹線 or 飛行機＋ホテル1泊2日プラン

同人イベント全般の解説では、旅費（交通費＋宿泊費）の目安として1〜10万円程度という幅で紹介されていることもあります。

コミケ遠征でも、だいたいこのレンジに収まることが多いです。

項目	目安金額	コメント
往復交通費	15,000〜40,000円前後	新幹線・LCC・パックツアーなど。早割やセット割で差が大きいです。
宿泊費（1泊）	8,000〜20,000円前後	ビッグサイト周辺〜都内全体。時期・予約タイミングで大きく変動します。
入場チケット代	1,000〜5,000円前後	券種・入場時間帯によって変わるので公式で要確認
現地予算	10,000〜30,000円	食費＋同人誌・グッズ代

ざっくり合計すると、「控えめ遠征」で4〜6万円台、「そこそこ買い物する遠征」で6〜9万円台くらいを見ておくと、だいたいのイメージに近いかな、という感じです。

夜行バス＋ビジホ節約プラン

最近は、コミケ遠征向けに高速バスやLCCを組み合わせてコストを抑える方法を紹介しているブログも多いです。

項目	目安金額	コメント
夜行バス往復	8,000〜20,000円前後	距離と日程によって幅が大きい
ビジネスホテル	8,000〜15,000円前後	場所・時期次第。早めに押さえるほど選択肢が増えます。
入場チケット代	1,000〜5,000円前後	券種・入場時間帯によって変わるので公式で要確認
現地予算	10,000〜20,000円	食費＋同人誌・グッズ代

こちらのプランだと、合計4〜6万円台くらいで遠征＋お買い物まで収めるイメージですね。

遠征勢はどうしても「旅費」が重たくなりがちなので、まずは交通費・宿泊費の上限を決めてから、お買い物枠を調整するのがおすすめです。

自分のコミケ予算を組む5ステップ

ここまで読んで「だいたいの感覚は分かったけど、自分の場合はいくらくらいがいいんだろう…」という人向けに、最後に予算の決め方ステップをまとめておきます。

1. 参加パターンを決める（日帰り／1泊2日／何日参加するか）
2. 交通費と宿泊費の上限をざっくり決める
3. 入場チケット（参加証）にいくらかかるか確認して、固定費として確保する
4. 欲しい本・グッズをリストアップして、おおよその合計を出す
5. 同人誌代の合計に＋2〜3割くらいの予備枠を足す

とくに③と④はかなり大事で、事前にお品書きやサークルリストを見て「欲しいものリスト」を作っておくと、「だいたいこのくらいかな？」という目安が立てやすくなります。

事前準備のやり方は、以下の記事でも詳しくまとめているので、合わせて読んでみてくださいね。

• ▶︎ 初コミケまでの準備スケジュール｜1ヶ月前〜前日までにやることリスト
• ▶︎ コミケ持ち物チェックリスト決定版｜初心者が本当に必要なものだけ厳選
• ▶︎ コミケ初心者のよくある質問30選｜これだけ読めば不安が消えるQ&A集

欲しい本をリストアップして、「この山で○○円くらい」と見積もる時間も、コミケ前の楽しみのひとつだったりします。

エクセルでも、メモアプリでもいいので、ちょっとだけ計算してみるのをおすすめしたいなって思ってます。

コミケ予算を抑えるちょっとしたコツ

最後に、コミケ 予算を少しでも抑えたい人向けに、よく言われている節約テクをまとめておきますね。

交通費・宿泊費は「早めに」「セットで」押さえる

• 新幹線＋ホテルのパックプランを活用する
• LCC＋ホテルのセットを旅行サイトで比較する
• 早割・セール・平日出発などを狙う

同じルートでも、予約タイミング次第で数千〜1万円以上差が出ることもあるので、ここは早めに動くほど得をしやすい部分です。

食費は「コンビニ＋軽食」でメリハリをつける

• 朝ごはんは自宅 or コンビニで軽く済ませる
• 会場内では、ペットボトルと軽食を中心に
• アフターで友だちと外食するなら、その分を別枠で確保しておく

食費をケチりすぎると体調を崩しやすいので、「最低限の栄養はきちんととる」前提で、無理のない範囲で調整してみてくださいね。

クレカの使いすぎ注意・現金は「千円札＋小銭多め」で

• サークルスペースでは、今も現金のみのところが多い
• 同人誌は500円台〜もありますが、1冊1,000円前後の想定だと予算が立てやすい
• 1万円札ばかりだとお釣りが大変なので、千円札や小銭を多めに用意する人が多いです

クレジットカードや電子決済に頼りすぎると、「気づいたら予算オーバーしてた…」となりがちなので、「同人誌用の現金はこの封筒に入れた分だけ」など、物理的に上限を決めておくのもおすすめですよ。

コミケ 予算の節約って、「全部を削る」というよりは、旅費や食費をちょっと工夫して、その分を本やグッズに回すイメージに近いかなって思います。

自分が一番大事にしたい部分から逆算して、気持ちよく使える範囲を探してみてくださいね。

まとめ｜自分なりの「ちょうどいいコミケ予算」を見つけよう

この記事では、

• アンケートから見える、コミケで使うお金のざっくり相場
• コミケ予算の内訳（交通費・宿泊費・同人誌代・食費など）
• 首都圏日帰りの「控えめ勢・そこそこ勢・ガチ勢」モデルケース
• 地方遠征勢の旅費込みイメージ
• 自分の予算を組むステップと節約のコツ

を、ざっくり整理してみました。

最後にもう一度だけポイントをまとめると、

• 日帰り参加なら、初心者さんは1〜2万円くらいから考えてみるのがおすすめ
• 遠征勢は、旅費を含めて4〜9万円台くらいを目安に、自分の上限を決めておく
• 「交通費・宿泊費」と「現地で使うお金」を分けて考えると、予算が組みやすい
• 入場チケット（参加証）は固定費として先に確保して、欲しい本・グッズの枠を決める
• 欲しい本・グッズを事前にリストアップして、現地での使いすぎを防ぐ

こんな感じかな、と思います。

コミケは、どうしてもお金がかかるイベントではあるけど、ちゃんと予算を決めて準備しておけば、「使いすぎちゃった…」よりも「よく計画したうえで、思いきり楽しめた！」っていう気持ちになりやすいはずです。

この記事を参考にしつつ、あなたなりの「ちょうどいいコミケ予算」を見つけてもらえたらうれしいです。

わたしもコミケのたびに、「今年はどれくらい使おうかな〜」って予算会議をしちゃうタイプです。