【コミケのトイレ対策】待機列・穴場トイレ・失敗しないコツまとめ

「コミケのトイレってそんなにヤバいの？」
「待機列中に行きたくなったらどうしたらいいのか不安…」

こういう相談、コミケ前になると本当に多いです。

わたしも初コミケのときは、正直いちばん怖かったのがトイレ問題だったので、その不安はすごくよく分かるんですよね。

「根性で我慢する」じゃなくて、「知識と準備でリスクを下げる」方向で、一緒に見ていきましょう。

このページでは、

• コミケ特有のトイレ事情・混み方の傾向
• 待機列に並んでいるときのトイレの行き方
• 夏コミ・冬コミそれぞれのトイレまわりの注意点
• 「穴場トイレ」の探し方の考え方
• 持っておくと安心なトイレ関連アイテム
• もしものときの緊急対処法

などを、なるべく実戦寄りの目線でまとめてみました。

大事なのは、
「我慢して何とかする」ではなく、「事前に知って準備しておくことで不安を小さくする」という考え方です。

その前提で読み進めてもらえると、きっと頭の中がちょっとラクになると思います。

はじめに｜コミケの「最大手」はトイレ列!?

トイレ問題は、コミケの話題になるたびにほぼ必ず出てくるテーマです。

わたしも参加するたびに「やっぱり今日も最大手はトイレ列だな…」って思ったりします。

コミケは1日あたり十数万〜20万人規模が集まる巨大イベント。

その一方で、トイレの数はどうしても十分とは言い難く、特に女性トイレは「最大手サークルより列が長い」なんて言われることもあります。＾＾；

よく聞く不安としては、こんな感じです。

• 待機列に並んでいるときに行きたくなったらどうするの？
• 「穴場トイレ」って本当に存在するの？
• 夏コミと冬コミで気をつけるポイントは違うの？

ポイント	ざっくり状況
駅トイレ	国際展示場駅・東京ビッグサイト駅とも朝は激混み。できれば出発前に済ませたい。
会場内トイレ	時間帯によっては30〜60分待ちも。特に女性個室は常時長蛇の列になりがち。
待機列中	列を抜けるときは周囲への一声＋早めの行動が必須。
夏コミ	水分補給が増えるぶん、トイレ回数も増えがち。熱中症対策とのバランスが大事。
冬コミ	冷えでトイレが近くなりやすく、厚着のせいでトイレに時間もかかる。

「トイレ事情がヤバい＝行っちゃダメ」という話ではなくて、「混む前提で動き方を考えておく」ってだけなんですよね。

最初にこの感覚を持っておくだけでも、だいぶ心構えが変わると思います。

コミケのトイレ事情・基礎知識

ここからは、コミケならではの「トイレあるある」を整理していきます。

わたしも毎回、参加前にこの基本を思い出してから計画を立てるようにしているので、頭の片隅に入れておいてもらえると安心かな、と思います。

① 駅も会場も、とにかく「混む」

最寄りの国際展示場駅・東京ビッグサイト駅のトイレは、朝の時間帯を中心にかなり混雑します。

• 電車を降りたら、すでにトイレ前に長い列
• 会場に向かう途中のコンビニトイレも「使用中止」や大行列

このあたりは、コミックマーケット準備会の案内でも注意喚起されているくらいです。

📍結論：

• 自宅・ホテル・ネットカフェなど、「出発前」のトイレは必ず済ませておく
• 駅のトイレは「どうしても」のとき用。時間にかなり余裕を見ておく

📍注意：会場近くのコンビニトイレはアテにしない

会場や駅の近くにあるコンビニトイレは、混雑のため使用中止になっていたり、いつ見ても長蛇の列だったりすることが多いです。

「最悪コンビニで借りればいいや」という発想は、コミケ当日にはまず通用しない、と思っておいた方が安全です。

② 「行きたい」と思う前に動くのが鉄則

コミケのトイレ列は、タイミングによっては30分〜1時間待ちも珍しくありません。

• 「そろそろ行きたいかな？」と思った時点で、早めに並び始める
• 特に女性トイレと「大」は、本気で余裕を持って行動する

「まだ大丈夫かな」はいちばん危険ゾーンです。

③ 待機列の移動時間に注意（アーリー・午前入場など朝から並ぶ場合）

開場前の一般待機列は、8:30前後から入場準備のために大きく動き始めることが多い、とよく言われます。

この時間帯にトイレへ行っていると、

• 列が大きく動いて元の場所に戻れない
• 合流できず、最後尾に回されてしまうことも

📍目安：
朝から待機列に並ぶ（アーリー入場・午前入場など）場合は、
「8:30をまたぎそうなら、その前に一度トイレに行っておく」くらいのつもりでいると安全です。

④ 男子トイレが女子トイレに変わることもある

コミケでは混雑緩和のため、一部の男子トイレを女子トイレとして運用する場合があります。

• 会場の掲示で「この時間帯は女子トイレとして使用」と案内される
• 過去には男性用だった場所が、今は女子専用になっているケースも

トイレを探すときは、その回・その日ごとの現地掲示を必ず確認して、「昔の穴場情報」を鵜呑みにしないようにしておくと安心です。

トイレは「行けるときに行っておく」が本当に大事なエリアです。

特に朝から参加する人は、出発前 → 駅 → 列確定後くらいのタイミングで、こまめにチェックしておくとだいぶ気持ちがラクになると思いますよ。

待機列でのトイレ対策｜一人参加＆複数人参加

待機列中のトイレ問題は、初心者さんがいちばん不安に感じやすいところかもしれません。

わたしも最初はドキドキでしたが、ポイントさえ知っておくと「完全に詰みではないんだな…」と思えて、ちょっと落ち着けるようになりました。

列から離れるときの基本

• 列を離れる前に、前後の人に「トイレ行ってきます」と一言かける
• 自分の位置が分かるように、邪魔にならない範囲で目印になる荷物を置く
• 心配な人は、目印付近をスマホで写真に撮っておく
• 離れている時間は「トイレ＋自販機」程度にして、長時間消えない

一人参加の場合でも、何も言わずに黙っていなくなるのはトラブルの元です。

「最強のトイレ対策」は「並ぶ前に行く」こと

昔から「最強のトイレ対策はトイレに行かないこと」と言われることがありますが、現実的には、「行かない」ではなく「並ぶ前にしっかり済ませておく」が正解に近いです。

• 出発前（家・ホテルなど）でしっかり済ませる
• 最寄り駅に着いたら、時間に余裕があればもう一度済ませてから列へ
• 待機列確定後〜8:30頃までは、「トイレに行くならここがラストチャンスかも」という意識で動く

下痢止めなどの薬に頼るのは、体質や持病によってはリスクもあります。

常用したい場合は、事前にお医者さんへ相談しておくと安心です。

「一人参加だから列を抜けられない…」と不安になる人も多いんですけど、ちゃんと周りにひと声かけて、常識的な時間で戻れば、案外なんとかなったりするんですよね。

それでも心配な人は、「並ぶ前に行く」を意識するだけでもだいぶ違うと思います。

夏コミならではのトイレ事情（汗・水分・熱中症）

夏コミは「暑さ対策」と「トイレ対策」を同時に考えないといけないので、ちょっと難易度高めです。

わたしも暑い日は、水分の取り方とトイレのタイミングのバランスをいつも気にするようにしています。

暑さと水分補給のバランス

夏コミでは、

• 気温が高い
• 湿度も高く、汗を大量にかく
• 熱中症対策で水分を多くとる

といった理由から、トイレに行く回数も自然と増えがちです。

おすすめの考え方：

• 「喉が渇いたから一気飲み」ではなく、喉が渇く前からこまめに一口ずつ飲む
• 水だけでなく、スポーツドリンクや塩タブレットで塩分補給も意識する
• カフェインの多いコーヒー・エナドリは利尿作用が強いので、量は控えめに

「トイレが怖いから水を控える」は、熱中症リスクを上げてしまうのでNG寄りです。

汗とニオイ対策としてのトイレ活用

• 汗でベタベタしてきたら、トイレで汗拭きシートを使ってさっとリセット
• 制汗スプレーは香りが強すぎないタイプを選ぶと周囲にもやさしい

コミケの不満ポイントとして「匂い」の話題が出ることもあります。

汗・ニオイ対策は、自分のためでもあり、周りの人へのマナーでもあるので、できる範囲で整えておくと安心です。

夏コミは「トイレ回数を減らす」よりも、「熱中症で倒れない」ことを最優先にしてほしいな、って思ってます。

そのうえで、こまめに飲んでこまめにトイレに行く、くらいのスタンスでいると、安全と快適さのバランスが取りやすいかな、という印象です。

冬コミならではのトイレ事情（寒さ・厚着・冷え）

冬コミは、暑さの代わりに「冷え」との戦いになります。

わたしもかなり寒がりなので、冬は特にトイレまわりを意識して準備することが多いです。

冷えによる「トイレが近い問題」

冬コミは、

• 海風が強くて体が冷えやすい
• 待機列でじっとしている時間が長い
• 地面からの冷えもじわじわ来る

といった条件から、冷えでトイレが近くなる人が多いです。

対策の例：

• 腰・お腹にカイロを貼る（必ず服の上から）
• 下半身はタイツ＋パンツなど、レイヤーでしっかり防寒
• 足用カイロ＆厚手の靴下で、足先の冷えを軽減

服装全体については、別記事で詳しくまとめています。

▶︎ 冬コミの服装ガイド｜寒さ＆風に負けない重ね着テク！防寒アイテム＆NG服

厚着だと「トイレに時間がかかる」問題

冬コミでは、防寒のためにどうしても厚着になりますが、

• モコモコのロングアウター
• サロペット・オールインワン系の服
• ベルトや紐が多いコーデ

などは、トイレでの脱ぎ着に地味に時間がかかる原因になります。

📍おすすめのポイント：

• 前をサッと開けられるジップタイプのアウター
• ウエストゴムのボトムスなど、脱ぎ着しやすいパンツ
• トイレに行く前に、手袋やマフラーは先に外しておく

「トイレ列＋厚着の脱ぎ着」で想像以上に時間がかかることもあるので、冬コミは「防寒」と「トイレのしやすさ」の両方を意識してコーデを組んでみてくださいね。

冬コミの服装は、「あったかい」＋「脱ぎ着が簡単」の両立がすごく大事なんですよね。

「穴場トイレ」の考え方と、探し方のコツ

「穴場、どこですか？」と聞かれることもよくあるんですが、最近のコミケは本当にどこも混んでいるので、正直「ここが絶対空いてるよ！」とは言いづらいところなんですよね。＾＾；

だからこそ、特定の場所を覚えるより、「穴場になりやすいパターン」を知っておくほうが役に立つな、というのがわたしの感覚です。

正直なところ、最近のコミケでは「どこもそれなりに混んでいる」のが前提です。

昔の「超穴場」が今もそのまま空いているとは限りません。

そのうえで、

• 「この場所が絶対穴場！」と決め打ちするというより
• 「穴場になりやすいエリアの傾向」を知っておく

というスタンスのほうが、実戦向きかなと思います。

場所のタイプ	混みやすさの傾向
人気ジャンル近くのトイレ	かなり混みやすい（常時列があることも）
ホールの端・通路奥のトイレ	人の流れ次第で、比較的マシなことも
周辺ビル（TFTなど）のトイレ	会場内よりはマシなこともあるが、イベント次第
コンビニのトイレ	使用中止 or 大行列がほとんどで、基本アテにしない

傾向① 会場の端・人の流れから少し外れた場所

壁サークル直近や、人気ジャンルの真横のトイレは、とにかく混雑しがちです。

一方で、

• ホールの端のほう
• 大きな導線から少し外れた通路の奥

などは、タイミング次第で多少マシになっていることもあります。

📍南展示棟（南館）のトイレについて：
南展示棟（南館）は比較的新しいため、トイレもきれいで快適という声が多いです。
その一方で、南館は構造上「エスカレーターでの上下移動」が発生しやすく、移動に時間がかかる場合もあります。
距離だけでなく、「移動時間」も含めてトイレ計画を立てておくと安心です。

傾向② 周辺施設（TFTビル・レストランフロアなど）

東京ビッグサイト直結のTFTビルや、周辺のオフィスビル・レストラン街のトイレは、
会場内よりは少し空いているケースもあります。

ただし、

• 他のイベント来場者も利用している
• 店舗利用者向けのトイレという位置づけの場所もある

といった事情があるので、「お邪魔させてもらっている」くらいの気持ちで、マナー良く利用することが大事です。

傾向③ ジャンルと性別のギャップ

場所によって男女比が偏るため、

• 女性向けジャンルの島では女子トイレが混雑しやすい
• 逆に男性向けジャンルの島では男子トイレが混みがち

といった差が出ることもあります。

とはいえ、最近はどこもそれなりに混んでいるので、「空いていたらラッキー」くらいの気持ちでいると、心がだいぶラクになります。

傾向④ 「公式マップで事前にトイレ位置を把握」が一番確実

コミケットのカタログや公式Webカタログ、会場案内図には、トイレ位置も詳しく記載されています。
東京ビッグサイト公式のフロアマップでも、館内トイレの位置を確認できます。

毎回、配置や運用が変わることも多いので、

• 自分がいるホール
• そこから行きやすいトイレを2〜3か所

を、事前にチェックしておくことが、実は一番の「穴場対策」だったりします。

「どこが穴場か」を暗記するより、「今いる場所から、トイレ候補がいくつあるか」を把握しておくほうが、実際かなり役に立つな〜と感じてます。

持っておくと安心な「トイレ関連アイテム」

ここからは、「カバンにこれだけ入っていれば、だいぶ安心度が上がるよ」というお守りグッズたちです。

わたしも毎回、このあたりはほぼルーティンでポーチに詰めてます。

ここまでの内容を踏まえて、
「これはカバンに入れておくと安心」というトイレ関連アイテムを整理してみます。

• ポケットティッシュ（トイレットペーパーが切れている可能性もゼロではない）
• ポケットウェットティッシュ（手や便座まわりが気になるときにサッと拭ける）
• 生理用品（突然の体調変化に備えて。普段使わない人も、念のため1〜2個）
• 小さめのビニール袋（汚れたものや使用済みアイテムを入れる用）
• リップクリーム・ハンドクリーム（冬コミの乾燥対策）
• ミニ消臭スプレー（自分のニオイが気になる人向け。使うときは人の少ない場所で）

さらに不安が強い人は、

• 下着・タイツ or レギンス・靴下などの着替え一式を、小さな圧縮袋に入れてカバンの底に

といった形で「もしもの保険」を作っておくと、気持ちがかなりラクになります。

「ビニール袋＋着替え一式」は、実際には使わないことのほうが多いと思います。

もし漏らしてしまったら…「最悪のケース」の対処法

正直、一番考えたくないパターンだと思います。

でも、不安が強い人ほど、「もしそうなったとしても、こう動けばいい」を知っておくことで、少し落ち着けたりもするんですよね。

まずやること

• 近くのトイレへ移動し、できる範囲で身体と服を拭く
• 汚れてしまった下着やタイツなどは、ビニール袋に入れてしっかり密封
• 着替えがある場合は、そこで新しいものに交換

このあたりで、先ほどの「圧縮袋に入れた着替えセット」が役に立つ場面が出てきます。

体調が不安なときは無理しない

• お腹の痛み・めまい・気分の悪さなどが続くときは、スタッフさんに声をかける
• 救護室へ案内してもらう・早めに帰宅するなど、イベント続行より体調最優先で判断

「こうなったら終わり」ではなく、
「こうなってもこう対処すればいい」と事前に知っておくことが、結果的に心のお守りになります。

ここまで想定するのって、ちょっと勇気がいると思うんですけど、一度ちゃんと考えておくと、逆に「じゃあ大丈夫かもしれないな」って思えるようになったりするんですよね。

まとめ｜トイレ対策は「我慢」ではなく「準備」で解決する

コミケのトイレ事情は、たしかにハードな面もあります。

でも、ポイントさえ押さえておけば、「怖いから行けない」から「気をつければなんとかなる」くらいには変えられます。

わたしも、ちゃんと準備してから参加するようになって、トイレへの不安はかなり減りました。

• 家・ホテルなど出発前にしっかりトイレを済ませる
• 待機列に並ぶ前・列が動き出す前（朝から並ぶ場合は8:30前）に一度行っておく
• トイレ位置を事前にマップで把握し、「候補を2〜3か所」持っておく
• 夏コミは水分＆塩分補給とトイレ回数のバランスに注意
• 冬コミは冷え対策＋トイレで脱ぎ着しやすい服装を意識
• コンビニトイレはアテにせず、公式に案内されているトイレ＋周辺施設をベースに計画
• 無理に我慢せず、体調が不安なら早めにスタッフさんに相談

このあたりを意識しておけば、
「トイレが不安でコミケに行けない…」という気持ちは、だいぶ軽くなると思います。

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このトイレ対策ガイドが、「コミケ行ってみたいけど、トイレだけが不安…」という気持ちを、少しでも軽くできていたらうれしいです。

準備さえしておけば、当日はきっと、

「思っていたよりなんとかなった！」

となりやすいので、無理のない範囲でできそうなところから、少しずつ整えてみてくださいね。

トイレ不安って、誰かに言いづらかったりもするんですけど、実は「みんなけっこう気にしてるテーマ」だったりします。

この記事が、そんなモヤモヤをちょっとでもほぐすきっかけになればいいな、と思って書きました。