「コミケ行ってみたいけど、何から準備すればいいのか分からない…」
「とりあえず1ヶ月前から動けば間に合うのかな…?」
そんな“初コミケ準備中さん”向けに、この記事では
「1ヶ月前〜前日までにやること」を時系列で整理していきます。
コミケは、夏と冬に東京ビッグサイトで行われる超大規模な同人イベントで、1日あたり十数万〜20万人規模が集まることもあると言われています。
(参考:Comiket – Wikipedia)

そのぶん、ノリと勢いだけで突撃するとかなり大変なので、「いつ・何をやっておくと安心か」を一緒に組み立てていきましょう。
全体像|初コミケ準備は「1ヶ月前からゆるくスタート」でOK

まずは、ざっくりとした時間軸のイメージから。
- 1ヶ月前〜3週間前
→ 「情報収集」と「行く日・目的」を決める期間 - 3週間前〜2週間前
→ カタログやWebカタログで行きたいサークル・企業ブースの下調べ - 2週間前〜1週間前
→ 持ち物・服装・予算の準備を一気に進める - 1週間前〜2日前
→ 当日の動きをシミュレーションして、体調管理モードへ - 前日
→ 荷造り最終チェック&早寝。徹夜はしない
| 時期の目安 | 主なやること | キーワード |
|---|---|---|
| 1ヶ月前〜3週間前 | コミケの基本情報を調べる/行く日・目的を決める | 情報収集・日程決め |
| 3週間前〜2週間前 | カタログ・Webカタログで行きたい場所をピックアップ | 予習・行動プラン |
| 2週間前〜1週間前 | 持ち物・服装・予算を具体的に準備 | 実務準備 |
| 1週間前〜2日前 | 当日のタイムテーブル作成/体調を整える | シミュレーション・コンディション調整 |
| 前日 | 荷造り最終チェック/しっかり寝る | 最終確認・早寝 |
完璧にやろうとするとしんどくなるので、「できそうなところから少しずつ」で大丈夫です。

この記事は“理想形”なので、ざっくりマネするくらいの気持ちで読んでくださいね。
1ヶ月前〜3週間前:情報収集と「行く日・目的」を決める
コミケの基本情報をざっくり押さえる
まずは、「コミケってどんなイベントか」を軽く整理しておきましょう。
- 年に2回(夏・冬)開催される、世界最大級の同人誌即売会
- 場所は東京ビッグサイト(東京国際展示場)
- 同人誌だけでなく、企業ブース・コスプレエリアなどもある
- 各日ごとに参加するサークルのジャンル・作品が変わる
(参考:コミックマーケット公式インフォメーション)
「なんとなく同人誌がいっぱいあるイベント」から
「何日目にどんなジャンルが多いイベントなのか」まで、
ざっくりイメージできると、このあとの準備が楽になります。
コミケ全体像は別記事で整理しておくと読みやすいです。
チケット(入場証)と日程を確認する
近年のコミケは、一般参加もチケット制(リストバンド型参加証など)になっています。
(参考:コミックマーケット公式・参加証関連案内)
ここがとても大事なポイントで、

参加には原則として、事前購入した参加証(チケット・リストバンドなど)が必要です。
「当日ふらっと行って並べば入れる」というスタイルでは、もうほぼ参加できません。
- 日ごとの入場チケット(リストバンド・eチケットなど)を事前購入する方式
- 開催回ごとに
「早期入場(アーリー)」「午前入場(AM)」「午後入場(PM)」など、
入場時間帯や入場できる日が指定されたチケットが販売されることが多いです
まずは公式サイト・公式のお知らせから、
- 開催日程
- チケットの種類(アーリー/午前/午後など)
- 販売開始日・購入方法・販売期間
をしっかり確認しておきましょう。
チケットが取れない=その回は会場に入れない ので、
「販売スケジュールを確認して、購入期間を逃さない」ことが、本当に大事です。
行く日・一緒に行く人・ざっくりの目的を決める
このタイミングで決めておきたいのは、だいたいこの3つです。
- 何日目に行くか(夏・冬ともに複数日開催のことが多い)
- 一人参加か、誰かと一緒に行くか
- 「買い物メイン」「雰囲気だけ味わう」「コスプレする」など、目的
これが決まると、
- チケットをどの日で取るか
- どの時間帯のチケットにするか(アーリー/AM/PMなど)
- 交通手段や宿泊の必要性
が見えやすくなります。
ここであまり悩みすぎず、「この日で行ってみよう!」と決めちゃった方が準備が進みやすいです。

どうせ一回で全部は回りきれないので、最初は“お試し感覚”で選んでみてくださいね。
3週間前〜2週間前:カタログ・Webカタログで“予習タイム”
コミケカタログ/Webカタログの使い方を覚える
コミケには、公式カタログがあります。
- 冊子版カタログ(電話帳みたいな分厚い本)
- Webカタログ(オンライン版)
カタログには、
- すべての参加サークル一覧
- 会場マップ・ホールごとのジャンル配置
- イベントのルール・注意事項
などがまとまっています。

最初はWebカタログだけでもOKですが、紙でじっくり眺めたい人は冊子版もあると楽しいですよ。
行きたいサークル・企業ブースを軽くピックアップ
Webカタログを開いたら、まずは「知ってる作品名」や「作家さんの名前」で検索してみましょう。
- 気になるサークルがあれば「お気に入り」に登録
- 日付(◯日目)とスペース番号(例:東3ホール・A-00a)をメモ
- 企業ブースも、公式サイトから出展企業一覧が出ることが多いです

この段階では、「絶対行くリスト」と「行けたら行きたいリスト」くらいざっくりでOKです。
当日のざっくり行動プランを作る
行きたい場所が見えてきたら、大まかなルート案を作ってみましょう。
- 「午前中は○○ホールの同人エリア、午後は別ホールの企業ブースを見る」
- 「最初にこの壁サークル、そのあと島を順番にまわる」
- 「午後から行くチケットだから、企業メインでのんびり」 など
コミケはホール移動だけでも体力を使うので、
- 無理なハシゴをしない
- 「絶対行きたい場所」を先に回す
というシンプルな方針の方が、結果的に満足度が高いことが多いです。
この時期は、“脳内コミケ”を楽しむフェーズだと思ってOKです。

机の上でマップを眺めている時間も、コミケの楽しみのひとつですよ〜。
2週間前〜1週間前:持ち物・服装・お金の準備
基本の持ち物チェックをする
コミケはとにかく人が多くて長時間歩くイベントなので、
「忘れると地味に辛い持ち物」がいくつかあります。
代表的なものを挙げると…
- 入場チケット(リストバンド・QRなど)
- 現金(小銭・千円札多め)
- スマホ+モバイルバッテリー
- 飲み物(夏は特に多めに)
- タオル・ハンカチ・ティッシュ・ウェットティッシュ
- エコバッグ・折りたたみトート(戦利品用)
- 小さめのショルダーバッグやウエストポーチ(貴重品用)
同人サークルでは、今も現金(特に小銭・千円札)が基本と言われていますが、
近年はPayPayなどのQRコード決済や、同人系のオンライン決済サービスを導入しているサークルも増えています。
- 「行きたいサークルがどの決済方法に対応しているか」を
Webカタログのサークル情報やX(旧Twitter)などで事前にチェックしておくと、当日かなりスムーズです。 - 一方で、「現金は必ず用意しておく」のは変わらず大事なので、電子決済に頼り切らないようにしておくと安心ですよ。
- 企業ブースは、クレジットカードや電子マネー対応のところも多いです(ただしこれもブースごとに違うので要確認)。
持ち物の詳しい解説は、
といった専用記事にまとめておくと便利です。
服装の方針(夏コミ・冬コミ)を決める
この時期には、当日の服装イメージも固めておきましょう。
夏コミ:
- 速乾性のインナー・薄手のTシャツ・通気性の良いパンツ
- 帽子・タオル・日焼け止め・うちわ/ハンディファンなど
冬コミ:
- ヒートテック系インナー・重ね着しやすいトップス
- 防風性のあるアウター・厚手の靴下・マフラー・手袋など
ポイントは「重ね着で調整できる服装」にすること。
外は暑い/寒いけど、中は意外と蒸し暑い…ということも多いです。
服装に関しては、
- ▶︎ 夏コミの服装ガイド
- ▶︎ 冬コミの服装ガイド
のように、季節別の記事に分けて詳しく書いておくと読みやすくなります。
予算の目安とお金の持ち方を決める

このタイミングで、ざっくりの予算も決めておきましょう。
| 費用項目 | 内容の例 | メモ |
|---|---|---|
| 交通費 | 電車・バス・場合によっては宿泊代 | ICカードの残高も事前チェック |
| 食費 | 飲み物+軽食+外食1〜2回 | 会場周辺は混むので少し余裕を見て |
| お買い物代 | 同人誌・グッズなど | 「ここだけは絶対買うゾーン」を決めておくと◎ |
同人誌やグッズは、その場限り・再版なしのものも多いので、財布のヒモがゆるみがちなイベントでもあります。
「今日は◯円まで」と、事前に上限を決めてから現金を用意しておくと、楽しみつつも“あとで青ざめない”金額にできますよ。
持ち物と服装とお金の準備が終わると、「いよいよ準備が形になってきた!」って実感できます。

ここまで来たら、あとは細かい調整だけなので、ちょっと一息ついて大丈夫です。
1週間前〜2日前:当日のシミュレーション&体調づくり
当日のタイムテーブルを作ってみる
ここからは、「当日どう動くか」のイメトレの時間です。
- 家/ホテルを何時に出るか
- どの路線・駅から東京ビッグサイトへ行くか
- 会場到着〜入場までの流れ(チケット引き換えがある場合など)
- 午前中に回るエリア・午後に回るエリア
- 解散・帰宅の目安時刻
コミケは一般入場開始が午前10時台、終了が16時ごろ(企業は〜17時ごろ)というパターンが多いので、その枠の中で“どれくらい滞在するか”を考えてみてください。

最初から閉会までフル参加するのではなく、「午前だけ」「午後だけ」と区切るのも全然アリですよ。
スマホまわり・連絡手段の準備
コミケ会場は、参加者が多すぎて通信が不安定になる時間帯もあります。
そのため、
- 待ち合わせ場所・時間は事前に決めておく
- 重要な情報(マップ・サークルメモ・帰りのルート)は
スクショやオフラインメモにしておく - モバイルバッテリーを満充電しておく
といった準備をしておくと安心です。
体調・睡眠・食事のリズムを整える
コミケ当日は、
- 早起き
- 長時間歩く
- 人混みの中で気を張る
…という、なかなかハードな1日になります。
1週間前からできることとしては、
- 夜ふかしを控えめにする
- しっかりご飯を食べておく
- 体調が怪しいときは、思い切って「今回は見送る」選択肢も頭に置いておく
「体調が悪い状態で無理して行く」のが一番よくないパターンなので、
ここは少し慎重なくらいでちょうどいいです。
わたしも、コミケ前の1週間は「コミケにコンディションを合わせる週間」みたいな気持ちで過ごしています。
イベントそのものも大事ですが、自分の体はもっと大事なので、無理はしないでくださいね。
前日:最終チェック&「徹夜しない」宣言の日
荷物をすべてカバンに入れてみる
前日は、実際に使うカバンに全部詰めてみる日です。
- 入場チケット(リストバンド・QRコードの印刷など)
- 財布・現金・ICカード
- スマホ・モバイルバッテリー
- 飲み物・軽食
- 予備マスク・ティッシュ・ウェットティッシュ
- タオル・ハンカチ
- エコバッグ・折りたたみトート
- 必要なら、折りたたみスツールなど
詰めてみて「さすがに重い…」となったら、このタイミングで“置いていくもの”を整理してしまいましょう。
当日の服装をセットしておく
- 上下の服
- 下着・靴下
- アウター
- 帽子・マフラー・手袋(季節に応じて)
などを、一式ハンガーにかけて目に見えるところに準備しておきます。
当日の朝、バタバタしながら
「どの服にしよう…」と悩むと、それだけで体力を使っちゃうので、
前日に決めておくとかなり楽になります。
徹夜で並ばない&しっかり寝る
コミケの公式サイトでも、徹夜・深夜来場は禁止と明言されています。
- 夜通し会場周辺にたまる
- 始発より前に勝手に列を作る
といった行動は、ルール違反+体調を崩す原因になるだけでなく、
- 周辺の住民・施設への迷惑になる
- 警備や運営の負担が大きくなる
- 最悪の場合、イベントの継続開催にも悪影響が出てしまうかもしれない
…といった理由から、強く禁止されています。
なので、前日は
- 「今日はちゃんと寝て、始発〜午前の電車で行こう」
- 「午後入場チケットだから、無理な早起きはしない」
と決めて、しっかり睡眠をとることが最大の準備です。
前日に“徹夜レポ”とか読むとテンションが上がりすぎちゃうので、ほどほどのところでスマホを閉じて、ゆっくり寝ちゃうのがおすすめですよ。
まとめ|完璧じゃなくても、「準備した分だけ安心して楽しめる」
ここまで、
- 1ヶ月前〜3週間前:情報収集&行く日・目的決め
- 3週間前〜2週間前:カタログ・Webカタログで予習
- 2週間前〜1週間前:持ち物・服装・予算の準備
- 1週間前〜2日前:当日のシミュレーション&体調管理
- 前日:荷造り最終チェック&早寝
という流れで、初コミケまでの準備スケジュールをまとめてきました。
もちろん、
「全部きっちりやらないと参加しちゃいけない」なんてことはありません。
でも、
- どんなイベントかを少し知っておく
- 最低限の持ち物と服装を整えておく
- 当日のざっくりした動きをイメージしておく
この3つだけでも、安心感と楽しさがぜんぜん違ってきます。
初コミケは、多少のハプニングも含めて“ぜんぶ思い出”になります。

この記事をゆるっと参考にしつつ、「自分なりの準備」で、当日を楽しみにしてもらえたらうれしいです♪
💡参考リンク
