【コミケ戦利品の整理術】同人誌・ポスター・グッズをきれいに収納するアイデア集

コミケ戦利品の整理術 コミケ

コミケの戦利品って、帰宅した瞬間は幸せなんだけど…気づいたら床が紙と袋でいっぱい、になりがちなんだよね。^^;

「よし、あとで片付けよう!」って思って置いた山が、そのまま数日…っていうのも、わりと“あるある”だと思います。

でも安心してください(^^♪

戦利品の整理って、いきなり完璧を狙わなくても、“傷めない”ための最低限“探しやすい”状態さえ作れれば、だいたい勝ちです。

今回は、同人誌・ポスター・アクスタやキーホルダーを「傷めにくく」「探しやすく」「見返しやすく」整理するコツを、初心者さん向けにまとめます。

「収納グッズを買い足す前にできること」も多めに入れてるので、いま家にある箱やファイルでも十分スタートできます。

  1. まず結論:整理は「当日3分の仕分け」と「翌日15分の収納」でほぼ勝ちです
    1. 当日3分の仕分け(この4つに分ける)
  2. 同人誌の収納:折れ・日焼け・湿気を防げば長持ちします
    1. 基本は“本棚”か“同人誌用ボックス”で立てる
    2. サイズが混ざるときのコツ:B5/A5を分けると、見落としと歪みが減ります
    3. 棚の安全チェック:同人誌は重いので、たわみを時々チェック
    4. 紙ものを守るコツ:保護材は「酸性を避ける・安定素材」を選ぶ
    5. 置き場所の正解:押し入れ最奥・窓際は避けよう
  3. ポスター収納:基本は「平置き」か「太めの筒でゆるく巻く」です
    1. 平置き(ポートフォリオ/ケース)が向いてる人
    2. 筒で保管するときのコツ(保存の基本)
    3. 壁に飾るときの注意:光で退色しやすい
  4. アクスタ・キーホルダー・缶バッジ:小物は「見える化」と「擦れ防止」がコツ
    1. アクスタ(アクリルスタンド)
    2. キーホルダー・ラバスト
    3. 缶バッジ
    4. グッズ収納の“正解が決まらない”ときの救世主
  5. おすすめの分類ルール:ジャンル別より「探し方別」にすると続きます
  6. ラベル&デジタル管理:写真を撮るだけで“資産”になります
    1. 最低限これだけ:1ボックス1枚の写真
    2. 紙ものを守る意味でも“複製”は安心
  7. 夏コミ・冬コミの整理で変わるところ:敵が“湿気”か“乾燥”かだけです
    1. 夏:湿気とカビ対策(紙にも金属にも効く)
    2. 冬:乾燥で紙が反る・割れるのを避ける
  8. まとめ:戦利品は“しまう”より“また楽しめる形にする”のがゴール

まず結論:整理は「当日3分の仕分け」と「翌日15分の収納」でほぼ勝ちです

コミケ 戦利品整理

📍結論:戦利品整理は、完璧を目指すほど止まります。おすすめはこの2段階だよ。

  1. 当日(帰宅直後):種類ごとに分けるだけ(3分)
  2. 翌日:収納場所へ入れて、ラベルを貼る(15分)

この順番にするだけで、「とりあえず散らかってる状態」から抜けられるので、気持ちがだいぶラクになります。

💡補足:コミケ直後って、体力的にも気持ち的にも“燃え尽き”になりやすいんだよね。もし翌日しんどかったら、「とりあえず作品ごとに紙袋に分ける」だけでも100点です。収納やラベルは、元気が戻ってからでOK。

当日3分の仕分け(この4つに分ける)

  • 同人誌(本):折れ・角潰れしやすいので最優先
  • ポスター/クリアファイル:丸まり・曲がり対策が必要
  • グッズ(アクスタ/缶バッジ/キーホルダー等):小物は「袋ごと」まとめる
  • レシート/頒布物/名刺:あとで見返す用の「紙類」
分類 まずやること(当日) 理由
同人誌 重い物の下に置かない/角が潰れない場所へ 折れ・角潰れが起きやすい
ポスター/クリアファイル 平らに置く/筒・ケースへ寄せる 曲がり・巻き癖がつきやすい
グッズ(小物) 袋ごと“作品別”か“サークル別”で固める 迷子になりやすい
紙類(レシート等) クリアファイル1枚にまとめる 後で探す確率が高い

当日は「並べる」だけでOKだよ。

疲れてる日に収納までやろうとすると、だいたい続かないんだよね…。

同人誌の収納:折れ・日焼け・湿気を防げば長持ちします

コミケ 同人誌の収納

📍結論:同人誌は「立てて収納」+「湿気と光を避ける」だけで、きれいに保ちやすいです。

あともうひとつ、地味だけど効くのが「ぎゅうぎゅうに詰めすぎない」こと。

詰めすぎは背や角に負担がかかりやすいんだよね。

基本は“本棚”か“同人誌用ボックス”で立てる

  • 本棚:よく読む本/シリーズ物をまとめたい人向け
  • ボックス:ジャンルごと・イベントごとに分けたい人向け

ポイントは、背表紙が見える・取り出しやすいこと。積む収納は、下の本がつぶれやすいです。

  • 倒れやすいなら:ブックエンドで支える
  • 詰めすぎ注意:指1本分くらいの余裕があると取り出しやすい
  • 重い本は:できれば下段へ(落下・圧迫の事故予防)

サイズが混ざるときのコツ:B5/A5を分けると、見落としと歪みが減ります

同人誌って、B5とA5(たまにA4など)が混ざりやすいよね。

サイズが混ざると小さい本が埋もれたり、取り出しづらくなったりしやすいので、サイズごとに並べるだけでもかなりスッキリします。

  • B5ゾーンA5ゾーンみたいに分ける
  • 大きい本の間に小さい本を挟まない(見落とし・負担の予防)

棚の安全チェック:同人誌は重いので、たわみを時々チェック

同人誌は想像より重くなりがちです(束になると特に)。

カラーボックスや簡易棚を使う場合は、棚板がしなっていないかを時々チェックしてね。

  • 棚やボックスの耐荷重表示があるなら確認する
  • たわみが出てきたら、下段へ移す/量を減らすのが安全
  • 重いものほど下、軽いものほど上(転倒・落下の予防)

紙ものを守るコツ:保護材は「酸性を避ける・安定素材」を選ぶ

長期保存を考えるなら、紙の周りに使う素材は酸性紙を避ける(酸を含まない)のが基本です。

博物館・保存分野でも、紙資料には酸性を避けた材料の使用が推奨されています。

選び方としては「酸を含まない(中性〜弱アルカリ)」「できればリグニン(木材由来成分)を含まない」みたいな表記があると安心寄りです。

  • 紙の間に挟むなら:酸性を避けた中性紙や保存向け紙
  • スリーブを使うなら:PVC(塩ビ)を避ける(劣化原因になり得る)
  • プラ素材は:ポリエチレン/ポリプロピレン/ポリエステルなど安定素材が挙げられます(保存分野の推奨例)

💡補足:PVC(塩ビ)素材は、長期保管でべたつき色移り、印刷面が張り付くなどが起きることがあります。絶対に起きるわけではないけど、「起きたときに戻せない」タイプなので、最初から避けるのが安心です。
用途 おすすめ寄り 避けたい寄り ひとこと
スリーブ/袋 PP・PE・PET系 PVC(塩ビ) “アーカイバル”表記でも材質欄は確認できると安心
挟む紙 中性紙・保存向け紙 酸性紙 黄ばみ・移染の予防につながりやすい

置き場所の正解:押し入れ最奥・窓際は避けよう

紙は湿気と温度変化、そして光(特に日光)で傷みやすいです。

公的機関の保存ガイドでも、温度は高すぎないこと、湿度はカビ予防のため上げすぎないことが推奨されています。

さらに、同じくらい大事なのが「急に環境が変わらないこと」。暑い・寒いより、温湿度が上下しすぎるほうがダメージになりやすいです。

  • おすすめ:部屋の内側の棚(窓から遠い)
  • 避けたい:窓際、結露しやすい壁ぎわ、押し入れの床直置き
  • 湿気が気になるなら:ボックスに乾燥剤(シリカゲル等)を「入れすぎない程度に」
    (入れすぎると過乾燥になりやすいので、様子を見ながらが安心)
項目 目安 初心者さん向けメモ
湿度 高すぎない/低すぎない 目安として相対湿度は30〜60%程度の範囲が紹介されることが多いです
直射日光を避ける 日焼けは戻らないので「窓から遠い」が強い
置き方 床直置きを避ける 結露・湿気の影響を受けやすい

「日焼け」と「湿気」は、気づいたときには戻らないタイプなんだよね。

窓から遠い場所に置くだけで、かなり安心です。

ポスター収納:基本は「平置き」か「太めの筒でゆるく巻く」です

📍結論:ポスターは、できれば平らに保管。難しいなら太めの芯でゆるく巻くのが安全です。

「細い筒でキツく巻く」ほど、巻き癖が強くなりやすいので、ここは“太さ”が効きます。

平置き(ポートフォリオ/ケース)が向いてる人

  • 折れ・巻き癖をできるだけ避けたい
  • 定期的に入れ替えて眺めたい
  • B2など大判が多い

平置きは場所を取るけど、そのぶん「きれいさ」は出やすいです。

見返す頻度が高い人ほど相性がいいよ。

筒で保管するときのコツ(保存の基本)

保存用品のガイドでは、巻く場合は酸を避けた筒を使い、直径は小さすぎないこと、間に保護材を入れることなどが紹介されています。

  • 芯は太め(細いほど巻き癖が強くなる)
  • 直径の目安:最低3インチ以上、できれば4インチ以上(太いほど“ゆるく巻けて”癖がつきにくい)
  • ポスター同士を直にこすらない(間に紙をはさむ)
  • 保管場所は高温多湿を避ける
方法 メリット 注意点 向いてる人
平置き(ケース) 折れ・巻き癖がつきにくい スペースが必要 大判が多い/きれいに残したい
筒(太めでゆるく巻く) 省スペースで収納できる 細いと巻き癖が強くなる 保管スペースが限られている

壁に飾るときの注意:光で退色しやすい

紙資料は光の影響を受けやすいので、飾るなら直射日光を避ける、長期間つけっぱなしにしない(ローテーション)などが安心です。

「飾る用」と「保管用」を分けられると理想だけど、難しければ“飾る期間を決める”だけでもかなり違います。

ポスターは「飾りたい気持ち」と「保存したい気持ち」がケンカしがちだよね。

わたしは“季節で入れ替え”がいちばん平和だと思ってます。

アクスタ・キーホルダー・缶バッジ:小物は「見える化」と「擦れ防止」がコツ

📍結論:グッズ系は、擦れ(傷)迷子が敵です。収納は「仕切り」と「袋分け」で勝てます。

小物は“点数が増えやすい”のも特徴なので、最初から「増える前提の仕組み」にしておくと後がラクだよ。

アクスタ(アクリルスタンド)

  • おすすめ:仕切り付きケースポケットファイル
  • 擦れ対策:袋のまま、または柔らかい袋で分ける
  • 日焼け対策:飾るなら直射日光を避ける(退色・黄変のリスク)

💡補足:収納ケースや内袋の素材はできればPP・PE・PET系が安心寄り。PVC(塩ビ)素材のケースに直接入れると、長期保管でインクが張り付くべたつくなどが起きることがあるので、「避けられるなら避ける」がおすすめです。

“飾る派”でも、予備や交換パーツは袋分けしておくと、紛失しにくくなります。

キーホルダー・ラバスト

  • おすすめ:小分け袋+ラベル(作品名・キャラ名だけでも)
  • 金具同士が当たると傷が増えるので、まとめ過ぎない

ラベルは完璧じゃなくてOK。

「これ何の袋だっけ?」が減るだけで整理が続きます。

缶バッジ

  • おすすめ:缶バッジ用ケース仕切りケース
  • 湿気が強い場所は避ける(サビの原因になりやすい)

金属系は湿気の影響を受けやすいので、夏はとくに“袋に入れっぱなし”を避けるのが安心です。

グッズ収納の“正解が決まらない”ときの救世主

どうしても散らかる人は、まず「作品ごとに1ケース」だけ決めるのがおすすめ

増えたら同じケースを追加、が一番ラクです。

ここが決まると「帰宅後にとりあえず入れる場所」ができるので、床が埋まりにくくなります。

小物は「まとめたら勝ち」だよ。

探す時間が減ると、戦利品の満足度が上がるんだよね。

おすすめの分類ルール:ジャンル別より「探し方別」にすると続きます

📍結論:収納はオシャレさより、自分が探すときの導線がいちばん大事です。

「分類をきれいにしよう」と思うほど迷いやすいので、“探すときに思い浮かべる順番”を優先するとラクになります。

あなたのタイプ おすすめ分類 収納イメージ
作品ごとに見返す 作品別 作品名ラベルのボックス/棚
イベントの思い出で見返す 開催回(夏/冬/回数)別 「C○○」ラベルのボックス
作家買い・サークル買い サークル名別 サークル名ごとにファイル
とにかく探すのが苦手 形別(本/ポスター/小物) カテゴリで場所固定

分類は「気合い」より「自分の脳のクセ」に合わせるのが続くよ。

いちばん探しやすい分け方が正解です。

ラベル&デジタル管理:写真を撮るだけで“資産”になります

📍結論:戦利品が増えるほど、写真があるだけで探しやすさが爆上がりします。

「どこに入れたっけ?」の時間が減ると、戦利品の満足度が長く続くんだよね。

最低限これだけ:1ボックス1枚の写真

  • ボックスを開けた状態で上から撮る
  • スマホのアルバムに「戦利品」フォルダを作る
  • 可能なら、メモに「作品名/サークル名/大まかな内容」

メモは文章じゃなくて単語でOK。「作品名+C○○」くらいでも十分役立ちます。

紙ものを守る意味でも“複製”は安心

保存の世界でも、原本は保護し、利用用は複製(コピーやデジタル)にする考え方が紹介されています。

読み返し用に写真で残すのは、実用としてもおすすめです。

「どこ入れたっけ…」って悩む時間、もったいないよね。

写真は最小コストで効く整理術です。

夏コミ・冬コミの整理で変わるところ:敵が“湿気”か“乾燥”かだけです

📍結論:ルールは同じで、季節で気にしたいのは環境だけ。

※厳密にいうと、どちらの季節でも「極端な湿度」だけじゃなく、温湿度の変動が大きいことも傷みやすさにつながります。なので“なるべく安定させる”がいちばん強いよ。

夏:湿気とカビ対策(紙にも金属にも効く)

公的機関の保存ガイドでは、湿度が高いとカビが生えやすくなるため、相対湿度を上げすぎないことが推奨されています。

  • 袋に入れっぱなしを避ける(帰宅後にいったん出す)
  • ボックス保管+必要なら乾燥剤

特に金属(缶バッジ等)は湿気に弱いので、「密封しっぱなし」より“空気の入れ替え”も意識すると安心です。

冬:乾燥で紙が反る・割れるのを避ける

保存環境は「一定であること」が大事、とされます。極端な乾燥・加湿や、急激な温湿度変化は避けるのが基本です。

冬は加湿しすぎると結露が出やすいので、加湿器を使うなら“部屋の状況を見ながら”が安全です。

季節で収納を変えるより、「窓際に置かない」「床に直置きしない」を徹底する方が効くよ。

地味だけど強いです。

まとめ:戦利品は“しまう”より“また楽しめる形にする”のがゴール

戦利品整理って、片付けというより「次に見返す準備」なんだよね。

  • 当日は仕分けだけでOK(しんどい日は袋分けまでで100点)
  • 本は立てる(サイズが混ざるならB5/A5を分けると見やすい)
  • 棚は耐荷重とたわみチェック(同人誌は重い)
  • ポスターは平置きor太めの筒(最低3インチ、できれば4インチ以上でゆるく)
  • 小物はケース+袋分け+ラベル(素材はPP/PE/PET寄り、PVCは避けると安心)
  • 写真で管理すると迷子が減る

この形にできたら、次のイベントの準備もラクになります。

収納が「イベント後のしんどさ」を減らしてくれる感じだよ。

戦利品って、ちゃんと“見返せる状態”にすると満足度が長持ちするよ。

ゆっくりでいいので、一緒に整えていきましょ~