「コミケの持ち物リスト」を検索すると、
とにかくたくさんのアイテムが出てきて、
「こんなに持っていくの!? カバンに入らないんだけど…」^^;
となりがちです。
わたしもコミケ準備に慣れていないころは、「心配だから」と詰め込みすぎて、当日にカバンの重さでぐったりしたことがあります…。
このページでは、コミケ初心者さん向けに本当に必要なものだけを厳選して、
- 必須(これだけは絶対持っていこう)
- あると便利(余裕があれば入れておきたい)
- 上級者アイテム(慣れてきたら検討)
- 持ってこない方がいいもの(ありがちNG例)
という4つに分類してまとめました。
「全部持って行かなきゃ!」ではなく、あなたの参加スタイルに合わせて取捨選択してみてくださいね。

自分なりの「ちょうどいい量」が見つかると、当日の動きやすさがぐっと変わりますよ。
コミケ持ち物チェックリストの考え方
コミケの持ち物を考えるときに、まず意識しておきたいのが
「身軽さ」と「安心感」のバランスをどこに置くかです。
わたしも何度か参加していくなかで、「持ちすぎてもツラいし、減らしすぎても不安になるな…」と実感しました。
- 持ち物が多すぎると → 重くて移動がしんどい
- 減らしすぎると → いざというときに困る
この記事では、まず「これさえあれば最低限なんとかなる」ラインを必須としてまとめています。
特に初めてのコミケなら、
- 必須:なるべく全部
- あると便利:自分の性格や不安ポイントに合わせて選ぶ
- 上級者:今回はムリに揃えなくてOK
くらいの気持ちで大丈夫です。
| カテゴリー | 目的 | 主な中身のイメージ |
|---|---|---|
| 必須 | これがないと普通に困る | 現金・スマホ・チケット&身分証・飲み物 など |
| あると便利 | あると快適さがグッと上がる | 軽食・ウェットティッシュ・常備薬・雨具 など |
| 上級者アイテム | 参加スタイル次第で検討 | キャリーケース・折りたたみクッション・ブランケット など |
| 持ってこない方がいい | トラブルや負担の元になりやすい | 大きすぎる荷物・匂いの強い食べ物・高価なアクセサリー など |
最初から完璧なリストを作ろうとしなくて大丈夫なので、
「まずは必須+α」くらいの気楽な気持ちで読んでみてくださいね。
持ち物って“正解”があるわけじゃなくて、人それぞれなんですよね。
この記事をたたき台にしつつ、コミケに行くたびにちょっとずつ自分仕様にチューニングしていく感じで使ってもらえたらうれしいです。
【必須】これだけは絶対に持っていこう
ここからは、「これがないと普通に困る」レベルの必需品をまとめていきます。
わたしもコミケ前日には、この項目だけは必ずチェックしてから寝るようにしています。
1. 現金(千円札&小銭多め)
コミケでは、いまだに現金メインでのやり取りが多いです。
- サークルスペース(同人誌・グッズの販売)
- 自販機・売店 など
特にサークルでは、千円札と小銭がとても喜ばれます。
- 目安としては「自分の予算+少し多め」
- 大きな札(1万円)ばかりにならないよう、前もって両替しておくと安心
「現金だけは絶対に忘れない!」くらいの気持ちで、
前日にお財布の中身を整えておくと当日バタバタしなくて済みますよ。
2. スマホ&モバイルバッテリー
スマホは、コミケではほぼ命綱です。
- 待ち合わせ・連絡
- 電車のルート検索
- Webカタログのチェック
- 写真撮影
会場では通信が重くなったり、写真を撮ったりでバッテリーが減りやすいので、
モバイルバッテリーもセットで必須だと思っておきましょう。
また、会場内ではスマホの電波が悪くなることも多いので、Webカタログ派の人は
- 事前にお気に入りサークルやマップをスクショしておく
- オフラインでも見られるようにメモアプリにまとめておく
といった「電波がなくても困らない工夫」をしておくと安心です。

わたしも、当日見るページは事前にスクショしておくようにしていて、これは本当におすすめです。
3. チケット類・身分証明書・交通系ICカード
近年のコミケでは、回によっては一般参加でも「入場チケット」や「リストバンド型参加証」が必須です。
- 入場に必要なチケット(リストバンド型参加証など)
- 身分証明書(運転免許証、学生証、マイナンバーカードなど/顔写真付き推奨)
- 交通系ICカード(Suica、PASMOなど)
特に近年は、入場時の本人確認が行われる場合もあるため、
「チケットと身分証はセットで必須」と覚えておきましょう。
また、交通系ICカードは、会場最寄駅に着く前にチャージしておくのが鉄則です。
帰りにチャージ列に並ぶと、かなり消耗します。
これらはうっかり忘れると「詰み」かねないので、前日夜のうちにカバンに入れておくのがおすすめです。

わたしは「チケット・身分証・財布」は玄関にまとめて置いて、当日の出発前にもう一度だけ確認するようにしています。
4. 飲み物(ペットボトル)
コミケ会場では、すぐに飲み物が買えない・自販機が売り切れることも普通にあります。
- 500mlペットボトルを1本〜2本
- 冬コミなら温かいお茶やスポーツドリンクも◎
※カバンの中でこぼれないように、
飲んだあとは必ずフタをしっかり閉めることを忘れずに。
水分は「足りないより、ちょっと余るくらい」を意識しておくと安心です。
特に並んでいるときは喉が渇きやすいので、こまめに飲むようにしてみてくださいね。
5. ハンカチ・タオル・ティッシュ
手を洗ったあと、汗を拭くとき、ちょっとした汚れを拭きたいときなど、地味に出番が多いアイテムです。
- ハンカチ or ミニタオル
- ポケットティッシュ(2〜3個あると安心)
このあたりは普段の外出と同じ感覚でOKです。
ただコミケは人も多くて暑くなりやすいので、タオル系は少し意識して用意しておくと便利ですよ。
6. エコバッグ・折りたたみバッグ
買い物をしていると、紙袋が破れたり、想定より荷物が増えたりします。
- 折りたたみできるエコバッグ
- サブトートバッグ
を1つカバンに忍ばせておくと、戦利品をまとめたり、紙袋が壊れたときの緊急用になります。
また、出たゴミ(ペットボトルや軽食の袋など)をまとめるための
小さなビニール袋(コンビニ袋・ゴミ袋)を1〜2枚入れておくと、
カバンの中が汚れず、ゴミを自分で持ち帰りやすくなります。
わたしは毎回エコバッグを1〜2枚入れておいて、「想定外に荷物が増えたとき用」にしておくことが多いです。
ここに書いてあるものは、わたしの中ではほぼ「お守り」みたいな位置づけです。

まずはこのセットをベースにしておけば、多少のハプニングがあっても何とかなることが多いので、チェックリスト代わりに使ってもらえたらうれしいです。
【あると便利】余裕があれば入れておきたいもの
ここからは、「なくても参加はできるけど、あるとかなりラクになる」グループです。
わたしも回数を重ねるなかで、「これは自分には相性がいいな」と思ったものから少しずつ増やしていきました。
1. 小さめのお菓子・軽食
- 一口で食べられるチョコ・キャンディ
- 個包装のクッキー
- カロリーメイトのような栄養バー
など、サッと食べられるものが便利です。
※強いニオイのするものや、ポロポロこぼれやすいものは避けた方が無難です。
「ちょっと糖分補給したいな」というときに一口つまめるお菓子があると、意外と気持ちも復活しますよ。
2. ウェットティッシュ・アルコールシート
手を洗えない場所での手拭き、ちょっとした汚れを拭くときなどに重宝します。
特に飲食をはさむ人は、普通のティッシュ+ウェット系の両方があると安心です。
会場ではテーブルやベンチが混み合うことも多いので、「とりあえず拭けるもの」があると気持ちよく過ごせます。
3. 絆創膏・頭痛薬・酔い止めなどの常備薬
- 靴擦れ
- 頭痛
- 乗り物酔い
など、「普段からなりがちな症状」への備えとして、自分用の常備薬を少しだけ。
※薬はあくまで「自分が使う分」だけにして、他人に配ったり強くすすめたりはしないようにしましょう。
「自分の体質でいつも用意しているもの」があれば、その延長線で考えるとやりやすいです。
4. クリアファイル・ジッパーバッグ
- チラシ・ペーパー類を折り曲げずに入れたいとき
- 細かいグッズやレシートをまとめたいとき
A4のクリアファイルを数枚、100均のジッパーバッグを数枚入れておくだけで、
カバンの中がかなりスッキリします。

わたしも戦利品とは別に「ペーパー用ファイル」を1冊作っておくと後で見返しやすくて便利だと感じています。
5. マスク
- 体調が心配なとき
- 冬コミで乾燥が気になるとき
- 人混みが苦手なとき
など、「つけるかもしれない」くらいのゆるい気持ちで1〜2枚入れておくと安心です。
特に冬場は、マスクがあるだけで顔まわりの冷え方が少し変わることもあるので、防寒アイテムとしても優秀ですよ。
6. メモ帳・ペン
急に増えた「次回チェックしたいサークル」や、
戦利品のメモ、友達との連絡メモなど、スマホとは別にメモがあると便利な場面もあります。
サッと書ける小さめのメモ帳が1冊あると、「今だけの情報」を残しやすいのでおすすめです。
7. 雨具(折りたたみ傘・レインコート)
天気予報が怪しいときは、コンパクトな雨具があると安心です。
- 待機列や人混みでは傘がさしにくい(危険な)場合があるため、レインコート(カッパ)が最強。
- 荷物を減らしたい場合は、軽量の折りたたみ傘を1本。
「とりあえず折りたたみ傘だけでもカバンに突っ込んでおく」くらいの感覚でOKです。
雨が降らなければラッキー、くらいで持っていくと気楽ですよ。
このあたりは「自分の性格」がすごく出るゾーンかな、って思ってます。^^;
心配性さんは多めに、身軽に動きたい人はその中から厳選、みたいな感じで調整してみてください。
使わなかったもの・足りなかったものをメモしておくと、次回がもっと楽になりますよ!
【上級者アイテム】慣れてきたら検討したいもの
ここからは、コミケに何度か参加してみて、
「自分にはこれがあると楽だな」と感じたときに追加していくアイテムです。
わたしもいきなり全部揃えたわけではなく、少しずつ「これは次回も持ってこよう」と増やしていきました。
最初から全部揃える必要はまったくありません。
1. キャリーケース(キャリーバッグ)
大量に本やグッズを買う人には便利ですが、
- 混雑した通路ではかなり場所を取る
- 足をひかれたり、転倒の原因にもなりやすい
などの理由から、キャリー利用にはマナー&注意が必要です。
- 混雑エリアでは引かずに持ち上げる
- 人の少ない場所で使う
- 足元や段差に気をつける
など、「自分が楽になるぶん、周りに負担をかけない」意識が大事になります。
キャリーを使うかどうかは、自分の買い物量と移動ルートをイメトレしながら検討してみてくださいね。
2. 折りたたみクッション・簡易座布団
待機列で地面に座ることがある人向けのアイテムです。
- 100均やアウトドア用品店にある薄いクッション
- レジャーシートを小さくたたんだもの
などがあると、地面からの冷えやお尻の痛さを軽減できます。
特に冬コミの屋外待機列では、「一枚あるだけで全然違う…!」と感じることも多いアイテムです。
3. 折りたたみイス(コンパクトチェア)
こちらも待機列や休憩用ですが、
- 混雑状況によっては使えない場所もある
- 場所を取るので、まわりへの配慮が必要
という点から、上級者向けだと思っておくとよいです。
会場やエリアごとのルールを確認しつつ、「ここなら使えそうだな」という場面が増えてきてから検討するくらいでちょうどいいと思います。
4. 冬コミ用:ブランケット・大判ストール
冬コミでは、待機列でひざ掛けとして使えるブランケットがあるとかなり楽になります。
- 荷物に余裕があるなら検討
- かさばるのが気になる人は、大判ストールで兼用もアリ
「なくても参加はできるけど、あれば天国」系アイテムです。
※詳しい防寒グッズは「冬コミ専用記事」で解説
ブランケット系は一度使うと「次も持っていこう」となりがちなので、自分の荷物事情と相談しながら取り入れてみてくださいね。
ここは“快適さの沼”ゾーンです。
ハマりすぎると荷物が増えちゃうので、「これは本当に自分の負担を減らしてくれるか?」って視点で選ぶのがおすすめです。

なので、少しずつ試して、自分に合うアイテムだけ残していくのがいいと思うよ。
【持ってこない方がいいもの】ありがちなNG例
最後に、「つい持って行きたくなるけど、できればやめておいた方がいいもの」も挙げておきます。
ここを意識しておくだけでも、トラブルやストレスをかなり減らせますよ。
1. 大きすぎる荷物・パンパンのキャリー
- 旅行サイズの巨大キャリー
- 大きくて動かしづらいスーツケース
などは、人混みの中では本当に危険&邪魔になりやすいです。
- どうしてもキャリーを使う場合は、できるだけ小さめのもの
- 会場付近のコインロッカーや宿泊先もうまく使う
など、「会場内ではコンパクトに」を意識してみてください。
わたしも大きな荷物を持って移動したことがありますが、その日の疲れ方がまったく違ったので、それ以来できるだけ小さくまとめるようにしています。
2. 匂いの強い食べ物・こぼれやすい飲み物
- ニンニク・スパイスが強い食べ物
- ソースがこぼれやすいファストフード
- フタ付きでない飲み物(紙コップなど)
これらは、周りへのニオイの迷惑&荷物を汚すリスクが高いです。
- 食べるなら、ニオイの少ないものを
- 飲み物は必ずフタ付きのペットボトルで
を徹底するのがおすすめです。
本やグッズに飲み物がこぼれてしまうと本当に悲しいので、「フタ付き以外は持ち歩かない」くらいの感覚でいてもいいかもしれません。
3. 高価すぎるアクセサリー・壊れやすいもの
- 失くしたら困る高価なアクセサリー
- 人混みでぶつかっただけで壊れそうなもの
コミケはとにかく人が多いので、
「万が一落としたら…」と考えると不安になるものは、家に置いていった方が安心です。
どうしても身につけたいものがある場合は、落ちにくい・外れにくい形かどうかもチェックしておくといいですよ。
4. 過剰な「もしもグッズ」
- 使うかどうかわからないアイテムを大量に持っていく
- 「これも心配、あれも心配」とカバンがパンパンに…
気持ちはすごくわかるのですが、
持ち物が増えれば増えるほど、移動がしんどくなります。
この記事の
- 必須
- + 自分にとって必要そうな「あると便利」数個
くらいから始めて、
「次回以降の改善メモ」を残していくスタイルがおすすめです。
わたしも毎回「今回使わなかったもの」「次は持っていきたいもの」を少しメモしておいて、少しずつ自分向けのリストを育てています。
「不安だから全部持っていきたい…」っていう気持ち、すごくわかるんですよね。
でも、カバンが重すぎるとそれはそれでしんどいので、心配なところは“情報”でカバーして、持ち物はちょっとだけ絞る、くらいがちょうどいいかなって思ったりします。
参加スタイル別の持ち物の考え方
同じコミケでも、人によってスタイルはさまざまです。
「全部の人に完璧なリスト」よりも、「自分の参加パターンに合っているか」で考えるのがおすすめですよ。
「ちょっと雰囲気を見に行くだけ」ライト参加の場合
- 必須アイテムを中心に
- あると便利から2〜3個ピックアップ
- 大きなカバンやキャリーはナシでもOK
「今日は偵察がてら雰囲気だけ楽しもう」というときは、なるべく身軽な装備で行くと疲れにくいです。
初参加で様子見するときにも、このくらいがちょうどよかったりします。
「しっかり買い物したい」ガチお買い物勢の場合
- 必須+あると便利をしっかり
- 戦利品をたくさん持ち帰るなら、サブバッグは多めに
- 慣れてきたらキャリー導入も検討(マナーを守れるなら)
「今日は本気で買うぞ!」という日は、サブバッグを多めに入れておくだけでも安心感が違います。
自分の体力と相談しつつ、帰りのこともイメトレしながら準備してみてくださいね。
「冬コミの待機列も経験してみたい」場合
- 必須に加えて、防寒アイテムをしっかり
- カイロ・マフラー・手袋・ブランケットなどを優先的に
▶︎ 冬コミ完全ガイド|服装・持ち物・寒さ対策から当日の歩き方まで
冬コミの待機列は、本当に「寒さとの戦い」になることがあるので、防寒グッズだけは少し手厚めに準備しておくと安心です。
心配なら、冬コミ用のガイドとあわせてチェックしてみてくださいね。
「自分はどのタイプかな?」って一度決めておくと、持ち物も決めやすくなります。

途中で「やっぱりもっと買いたい派かも」と気づいたら、そのときにリストをアップデートしていけばOKなので、最初から完璧を目指さなくて大丈夫ですよ。
まとめ|「全部持つ」より「自分に必要なもの」を選ぼう
コミケの持ち物リストは、真面目に全部そろえようとするとキリがありません。
わたしも最初のころは「とりあえず全部持っていこう」として、途中からカバンの重さに後悔したタイプです…。^^;
大事なのは、
- 必須:最低限これだけあれば大丈夫
- あると便利:自分の不安ポイントに合わせて選ぶ
- 上級者アイテム:慣れてから、必要だと感じたら少しずつ追加
- 持ってこない方がいいもの:周りの迷惑や自分の負担になりそうなものは家に置いていく
という考え方で、「自分にとってちょうどいい持ち物」を見つけていくことです。
コミケの準備をもっとしっかり整えたい人は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
コミケ全体の流れや基本を知りたい人
▶︎ コミケ完全ガイド|初めてさんから常連まで役立つ“アニオタくらぶ”まとめページ
当日の動きをイメトレしておきたい人
▶︎ 初めてのコミケ一般参加ガイド|当日の流れを朝から夜までやさしく解説
冬コミに参加する予定の人
▶︎ 冬コミ完全ガイド|服装・持ち物・寒さ対策から当日の歩き方まで
この持ち物チェックリストが、
あなたの「初めてのコミケ準備」のお供になればうれしいです。
「とりあえずこの記事を見ながらカバンを詰める」が習慣になるくらい、気軽に使ってもらえたらいいなと思っています。
コミケ準備って、それ自体がちょっとした“前夜祭”みたいなところがあるんですよね。
ワクワク半分、不安半分だと思うけど、このリストを見ながら少しずつ整えていけば大丈夫だと思います。

あなたなりのベスト装備を、一緒に育てていきましょう!

