コミケって、楽しみが大きいぶん「うわ、やっちゃった…」も起こりやすいイベントなんだよね。
しかもコミケの失敗って、気合いが足りないとかじゃなくて、ほんの小さな見落とし(電池・小銭・スクショ・導線)から一気に連鎖しがちです。
なのでこの記事は、怖がらせたいわけじゃなくて、初心者さんが“致命傷だけ回避”して、楽しい成分を増やすための保険みたいなものだと思ってね。
この記事では、よくあるコミケの失敗談(あるある)を、初心者さん向けに「なぜ起きる?」「どう避ける?」でまとめます。

失敗をゼロにするより、致命傷を避けて、楽しい成分を増やすのがゴールです。
準備をまとめて固めたい人は、「チケット&入場方法のきほん」、当日の動きは「コミケ後の過ごし方」、帰宅後は「コミケ戦利品の整理術」も相性いいよ。
- まず結論:失敗は「情報・体力・余裕」のどれかが足りないと起きます
- 失敗談①:チケット(入場証券)を忘れた/買えてない/勘違いしてた
- 失敗談②:早く行きすぎて疲れた/並び方を間違えた(徹夜は絶対NG)
- 失敗談③:お金が足りない/小銭がなくて会計でもたつく
- 失敗談④:暑さ寒さでダウン/水分を取らずにフラつく
- 失敗談⑤:行きたいサークルを見失う/回りたい場所が回れない
- 失敗談⑥:荷物が多すぎてしんどい/戦利品が折れた・濡れた
- 失敗談⑦:撮影で気まずくなる/ルール違反になりそうで怖い
- 失敗談⑧:スマホの電池切れ/連絡が取れない/帰り道で迷う
- 失敗談⑨:帰宅後に後悔(整理できない・SNSで焦る・翌日しんどい)
- 出発前チェックリスト(これだけで失敗が減るやつ)
まず結論:失敗は「情報・体力・余裕」のどれかが足りないと起きます

📍結論:コミケの失敗は、だいたいこの3つの不足で説明できます。
- 情報不足:入場方法・導線・ルールの見落とし
- 体力不足:暑さ寒さ、睡眠不足、休憩不足
- 余裕不足:時間ギリギリ/お金ギリギリ/バッテリーギリギリ
逆に言うと、この記事の対策を「2〜3個だけ」取り入れるだけでも、当日の安心感がけっこう変わるよ。
| 不足しがちなもの | 起きやすい失敗 | 初心者さん向けの即効対策 |
|---|---|---|
| 情報 | 入場証券の勘違い/並び場所ミス/撮影ルール不安 | 公式案内を1回見る+地図スクショ+迷ったらスタッフ |
| 体力 | 暑さ寒さでダウン/早く行きすぎて燃え尽き | 睡眠・朝食・水分塩分・休憩を最優先(“元気に帰る”まで計画) |
| 余裕 | お金不足/電池切れ/時間ギリギリで迷子 | 上限予算+500円玉+モバイルバッテリー+集合場所を言語化 |
完璧な準備じゃなくて大丈夫。

初心者さんは「致命傷だけ避ける」って考え方が、いちばん続くと思うよ。
失敗談①:チケット(入場証券)を忘れた/買えてない/勘違いしてた
📍結論:入場は基本「入場証券ありき」。忘れた瞬間にプランが崩れやすいです。
よくあるミス
- 家に置いてきた/ホテルに置いてきた
- 買ったつもりで、発券や受け取りが終わってなかった
- 「カタログ買えば入れる」と勘違い(入場証券ではありません)
最近は紙だけじゃなく、スマホで表示するタイプ(デジタルチケット等)も増えてるので、「電池切れ」「通信が不安定で表示できない」「ログインできない」も地味に致命傷になりやすいです。
回避法(初心者さん向けの現実策)
- 前日夜に“玄関セット”(財布・スマホ・入場証券・身分証をひとまとめ)
- 入場証券は「財布に固定」(クリアケースやカード入れに入れて迷子防止)
- 万が一忘れたときのために、公式FAQの「当日販売が何か」を先に知っておく
- 発券タイプなら「前日までに発券」(当日だと機械トラブルや時間不足で詰みやすい)
- デジタル表示タイプは「入場前にログイン確認」(ID/パスが分からないとゲート前で詰みがち)
- スクショは“最強”だけど、チケットによっては不可のことも
※不正防止で「スクリーンショットや印刷では入場不可」「動くQRコード」タイプがあるので、自分のチケットがどの方式かを事前に確認してね。
スクショOKならバックアップ、NGならログイン情報をブラウザ/アプリに保存・表示手順を確認が安全です。
公式FAQでは、当日会場外で販売する入場証券は「午後入場リストバンド型参加証のみ」と案内されています。
ただし、午後入場の当日販売も売り切れや、販売場所・時間が限られる可能性があるので、「現地に行けば確実に買える」と思い込まないのが安全です(当日は必ず公式案内を確認してね)。
また、入場証券(チケット/リストバンド型参加証)は原則再発行がない前提で案内されているため、「忘れたら終わりやすい」タイプの失敗なんだよね。
※リストバンドは破損・紛失すると再発行できない扱いの回が多いので、外したり引っ張ったりして壊さないようにね。
わたしは当日の朝、家を出る前に「入場証券・財布・スマホ」を声に出して確認する派です。

地味だけど、効くよ。
失敗談②:早く行きすぎて疲れた/並び方を間違えた(徹夜は絶対NG)
📍結論:コミケは「早ければ勝ち」じゃなくて、ルールと導線に乗った人が勝ちです。
よくあるミス
- 気合いで早く出すぎて、開場前に体力が溶ける
- SNSの情報だけで動いて、列や入口で迷う
- (絶対ダメ)徹夜・深夜来場をしてしまう
さらに初心者さんは、「早く行けば安心」と思いがちなんだけど、コミケは人が多いので、早い=長く待つになりやすいんだよね。
回避法
- 徹夜・深夜来場はしない(公式から禁止が明確に出ています)
- 公共交通で来場(公式案内でも公共交通利用が前提として書かれています)
- 当日はスタッフの指示を最優先(ルートは状況で変わることがあります)
- 集合・待機の場所は“会場最寄り”に寄せすぎない(混雑ピークを避けやすい)
- 早起きするなら「睡眠の確保」もセット(睡眠不足は後半で必ず効いてくる)
「早く行きすぎて疲れて帰る」って、いちばんもったいないやつ…。
初心者さんは“元気に帰る”までを計画に入れると安心です。
失敗談③:お金が足りない/小銭がなくて会計でもたつく
📍結論:コミケは「買い物の回数」が増えやすいから、現金の準備不足がストレスになりがちです。
よくあるミス
- 使う上限を決めてなくて、気づいたら足りない
- 1,000円札がなくて、会計が詰まる
- 財布を開けるたびにレシートや小銭が散らかって焦る
コミケは500円・1000円単位の頒布が多いこともあって、お釣りが発生しにくい組み合わせを作れると、会計がかなりスムーズになります。
回避法(シンプルで効くやつ)
- 予算は「上限」だけ決める(使い切ってOK枠+非常用を分ける)
- 小銭入れを別で用意(会計用)
- 札は1,000円札多め+5,000円札少しくらいのバランスにする(一般的に使いやすいです)
- 500円玉があると強い:500円玉が10枚くらいあると、500円/1000円頒布で“神会計”になりやすい
- 高額紙幣だけは避けたい:1万円札しかなくて、完売間近のサークルさんで「お釣りがないので…」となるのが一番悲しい失敗(だから崩しておくのが大事)
| おすすめの現金バランス(目安) | 理由 | メモ |
|---|---|---|
| 1,000円札:多め | 頒布価格帯と相性が良い | 「会計が止まらない」効果が大きい |
| 500円玉:できれば10枚前後 | 500円/1000円頒布で釣りが出にくい | 手に入れるのが難しいので“貯め方”がコツ |
| 5,000円札:少し | 予備として便利 | 使う場面は選ぶ(混雑時は避けたい) |
| 1万円札:最小限 | 釣り銭負担になりやすい | 「どうしても」の非常用に |
会計がスムーズだと、自分も相手も気持ちいいんだよね。
小銭入れ分けるだけで、ほんとにラクになります。
失敗談④:暑さ寒さでダウン/水分を取らずにフラつく
📍結論:コミケは体調が最優先。特に夏は「水分・塩分・休憩・冷却」が命綱です。
よくあるミス
- 「まだ大丈夫」で水分を後回し
- トイレが怖くて水分を減らす(危ない)
- 前日ワクワクで睡眠不足、朝ごはん抜き
体調って、倒れてから取り戻すのが難しいから、“倒れない動き方”を最初から入れておくのが強いです。
回避法(公式が強く呼びかけているポイント)
- 水分・塩分をこまめに(のどが渇く前に、が基本)
- 無理せず休憩(1時間に1回程度、立って体をほぐす提案などもあります)
- 冷却グッズ(冷却材・濡れタオル等の活用が案内されています)
- 徹夜や無理な早起きは避ける/朝食はしっかり(事前対策として明記されています)
冬は逆に、待ち時間で冷えやすいので、貼るカイロや手袋など「止まってる時間の防寒」を意識すると安心です(ルールは同じで、環境だけ変わるイメージ)。
(季節対策は「夏コミ暑さ対策」、「冬コミ防寒対策」、「夏コミと冬コミの違い」も合わせてどうぞ)
戦利品より大事なのは体です…!「まだいける」じゃなくて「今のうちに飲む・休む」が正解だよ。
失敗談⑤:行きたいサークルを見失う/回りたい場所が回れない
📍結論:コミケは広いので、当日の勢いだけで回ると「迷子+時間切れ」になりやすいです。
よくあるミス
- 「あとで探せばいいや」で地図を見ない
- 優先順位がなくて、気づいたら時間が消える
- スクショがなくて、電波が弱い場所で詰む
コミケ会場は場所によって電波状況が揺れることもあるので、“見たいものほどオフライン化”が安心だよ。
回避法
- 行きたい場所は3つに絞る(A:絶対/B:できたら/C:余ったら)
- 地図はオフラインで見られる形に(スクショ、PDF保存、紙メモなど)
- 合流予定があるなら、集合場所を“地図で説明できる言葉”にしておく
- 合流場所は“スクショ+文章”が最強(「〇〇ホール前」だけだと詰むことある)
初心者さんは「全部回る」は目標にしなくていいよ。

Aだけ達成できたら、もう勝ちです。
失敗談⑥:荷物が多すぎてしんどい/戦利品が折れた・濡れた
📍結論:荷物は増えます。だから「増える前提」で、守り方を決めておくのがコツです。
よくあるミス
- 最初からカバンがパンパンで、買った物が入らない
- 薄い本の角がつぶれる/紙ものが曲がる
- 雨や汗で紙がふにゃる
荷物が増えたあとの「詰め直し」をやるだけでも、折れや濡れの事故が減りやすいよ。
回避法
- サブバッグを1つ(折りたためるやつ)
- 紙もの用の硬めの下敷き(または薄い板)を入れる
- ジッパー袋を数枚(雨・汗・飲み物漏れ対策)
- 帰りが遠い人は、途中でカフェ休憩して荷物の詰め直しをするのもアリ
戦利品が無事に家まで届くと、満足度がぜんぜん違うよ。

袋を分けるだけでも守りが強くなります。
失敗談⑦:撮影で気まずくなる/ルール違反になりそうで怖い
📍結論:撮影は「安全優先・場所の制限あり・スタッフ判断で中止あり」。これを知っておくと怖くないです。
よくあるミス
- 人の流れを止めてしまう
- 撮影OKだと思ってた場所で注意される
- 周りに分からない形で撮ってしまい、トラブルになる
撮影は“上手い写真”より、安全と周りの余白が最優先。
ここが守れると、気まずさが起きにくいです。
回避法(公式の注意事項ベース)
- 撮影は会場内のルールに従い、状況次第でスタッフが撮影中止を判断することがあります
- 脚立は使用不可、三脚・レフ板等も一部エリアのみなど制限があります
- 「周囲に分からない形での撮影・盗撮は禁止」と公式ページで明記されています
- 迷ったら、撮らない/スタッフに確認、がいちばん安全
- 三脚・一脚・自撮り棒は、原則として“使わない前提”で考えるのが無難です(会場・混雑状況でスタッフ判断が入りやすい)
撮影は“上手く撮る”より“気持ちよく終わる”が大事だよ。
安全と許可が揃って、はじめて楽しいです。
失敗談⑧:スマホの電池切れ/連絡が取れない/帰り道で迷う
📍結論:コミケは「スマホが生命線」になりやすいので、電池と連絡手段を二重化すると強いです。
特にデジタルチケット系は、電池が切れると「入場そのもの」ができなくなる可能性があるので、ここは“保険を厚め”にしようね。
回避法
- モバイルバッテリー(できれば2回分くらいの容量感)
- 連絡手段を決める(LINEだけじゃなく、集合場所・時間もセット)
- 地図やチケット情報はオフラインでも見られる形(スクショ)
- 帰りの合流があるなら「合流場所をスクショ」(電池が減る前にやるのがコツ)
- 会場内は電波が不安定なこともあるので、「今ここ」系の連絡に頼りすぎないのが安全
電池があるだけで心に余裕が出るよね。
初心者さんほど「バッテリー=安心の保険」だと思うよ。
失敗談⑨:帰宅後に後悔(整理できない・SNSで焦る・翌日しんどい)
📍結論:コミケ後は、テンションの反動で疲れが来ます。帰宅後は「最低限だけ」でOK。
回避法
- 戦利品は当日:写真→仕分けまで(収納は翌日でOK)
- SNS投稿は、個人情報が写ってないかだけ最終チェック
- 水分と食事、できれば入浴して早めに寝る(翌日が楽)
(内部リンク想定:戦利品は「コミケ戦利品の整理術」、コミケ後の動きは「コミケ後の過ごし方」の記事と相性いいです)
コミケの楽しさって、帰宅後にじわじわ噛みしめる時間でも完成するんだよね。

無理せず、余韻を大事にしよ。
出発前チェックリスト(これだけで失敗が減るやつ)

- 入場証券(チケット/リストバンド)+身分証
- 現金(上限を決める)+小銭入れ
- 水分+塩分系(タブレット等)+冷却/防寒
- モバイルバッテリー+地図のスクショ
- サブバッグ+ジッパー袋+紙もの保護(下敷き等)
- デジタルチケットの人は必須:ログイン確認/表示手順確認/スクショ可否チェック(可なら保存、不可なら“生きた画面”で出せる準備)
- 午後入場の当日販売を当てにしない:売り切れ・場所限定の可能性を前提に「基本は事前準備」
- 500円玉:お釣りで出たら使わず貯める(1ヶ月前からだと集まりやすい)
- 撮影:三脚・一脚・自撮り棒は持って行かないのが無難

チェックリストって、やる前は面倒なんだけど…当日の自分を助けてくれる“魔法”なんだよね。できる範囲でね。

